
バイクに乗りたい!
自由にいろんな場所にいきたい!

危ないんだから、やめておきなさい!
車の運転も危なっかしいのに・・・
という会話が、今も日本のどこかでやり取りされていることでしょう。
今回の記事は40代でバイクデビューを決めたあなたが
「いい年して、そんな危ないことやめなさい!」と親に反対されたときに、ぜひ読んでもらいたい内容になっています。
僕は『イケてるバイクライフ』筆者として「バイクに乗りたい気持ち」はよくわかります。
でも1児の父親として、親がこどもを危険から遠ざけたい気持ちもすごくよく分かります。
そして18歳から23年間のバイク経験から、バイク良さだけでなく怖さも十分に知っています。
そんな僕だからこそ、40代でバイクデビューをするあなたに、この記事を届けたいと書いています。
ぜひ最後まで読んだあと、反対する親御さんの想いを知ったうえで、ぜひ自分が出す「答え合わせ」をしてみてくださいね。
それでは参りましょう!
『バイクに乗るなら、『危険だ』『やめて』という声を受け止める。』
これからバイクに乗りたい!というあなたの熱い想いは、同じバイク乗りとして、そして先輩バイカーとしてはめちゃくちゃ嬉しいです。応援します(*^^*)!。
だからこそ、あなたは分からなければなりません。
『危ないからやめなさい』という、お母さんやお父さんの言葉。その意味。
あなたはきっと「40歳にもなって、まだそうやって言われるのか」と思うかもしれません。
でも、親にとって子どもはいつまでも「子ども」。心配するのが親の勤めですから😁。
万が一あなたがバイクで事故を起こしてしまったら・・・そう想像するだけで耐えれないほど、
『あなた愛し、大切に思っている言葉』だということです。
そうです!
『やめて!』は『生きていて欲しい!安全に暮らして欲しい』という愛言葉です。
だから、
「親は何もわかってない!」「バイクに乗ったら違う自分に会えるはず!」「自由を感じる瞬間が欲しい!」という思いとは別に、こう思うべきです。
ああ、なんて愛されているんだ。だからこそ、ちゃんとわかってもらおう。
さあ、ここがあなたの本当の意味で、『イケてるバイクライフ』のスタート地点ですよ😁。
『バイクが危険な理由。運転手が車体の『外』か『中』か問題。』
バイクが危ないと思う理由はなに?と、うちの親に聞いてみたことがあります。
親の答えはズバリ、「あんたの体が外に出ているじゃない。車は中にいるから安全なのよ。」でした。
そう。バイクが危ない理由=生身で運転しいているから。
確かに、『お一人様用ジェットコースターで走っているようなもの』ですから、バイクに乗らないヒトや、そもそもジェットコースターとか苦手なヒト(うちの母親はこっちww)からすると、
「なんて危ない状態で乗っているんだ!ベルトはどこにあるんだ!!」
と、なりますよね😣。
あなたが女性なら、なおさら。親御さんは(特にお父さん)は心配で心配で。
事故をして、仮に命は助かっても一生消えないキズなどが残ったら・・・。
でも本当に『生身』だから危ないのでしょうか。
「生身」で一番危ないのは歩行者
だとしたら、一番危ないのは『歩行者』です。
実際、事故が起こった場合には道路交通法上で一番『弱者』として扱われるのは歩行者ですから。
歩行者は歩くところを車と分けられていますよね。しかもガードレール内で守られています。
車が突っ込まない限り、基本的に歩くヒトは危険を感じずに済みます。
バイクは車と同じ道上を走ります。そして、自分は生身、車は鉄のボディにかこまれた席に座っている。
たしかにこの状況だけだと、「ほら!バイクは危ないじゃん!!」と言われそうです。
危なかった「幅寄せ」のはなし
これまで20年乗ってきて、自分が一番ヒヤッとしたのは「バスの幅寄せ」でした。
雨の日で視界が悪い中、高架道路の合流でどけ!と言わんばかりに割り込んだ、あのバス・・・。
多分バスの運転手さんには僕の姿は見えていなかった、が正解だと思います。
僕はとっさに、バイクを幅寄せから逃げるように操作しました。そのとき、目の前に今度は「出口側」の分岐点に立っているポールが・・・!!
!!がががっがああ・・・
奇跡的にポールがゴム製だったので、バイクがぶつかっても折れ曲がってくれたため、大事には至りませんでした😅。
このようにいつも安全に気を遣っていても、外側からのアクションによって、一瞬で命の危険が迫ってくることがある・・・。
ライダーならしっかり心に留めておいてくださいね😊。
バイク事故ナンバー1!「右直事故」の怖さ!
バイク事故で本当に多いのは『右直事故』。
右折する車の運転手が、直進してくるバイクのスピードを見過ってぶつかってしまう。
当然直進が優先ですから、ライダーはまさか車が曲がってくるとは夢にもおもいません。
これが、右直事故の怖さです。
痛ましい話ですし、右直事故全てが車側の過失ではないです。
それでも、機動性の高いバイク側より車側に過失度が高い事故が多いのも事実です。
大事なのは「生身」の手前にある、本当の危険を知ること!
『生身』であることはバイク側が危険な理由。
でも事故発生の危険性は『中』にいる車のほうが高いのではないか。
だって、窓からみえる部分は『限られた空間』だから。
車の運転手が悪い、バイクが危険なのは車側のせいじゃないか!ではないです。初心者バイカーのみなさん、勘違いしないでくださいね😁。
僕が言いたいのは、イケてるライダーなら・・・
バイク乗りは、車から自分の姿は『見えていない』と常に思うべし。
これをまず知っておいてほしいんです。相手を変えようとしても、だめ!
「バイクは危ないから乗らないで」というヒトに、「バイクが悪くない。車の運転手が悪いし、自分は事故しないし」という子供じみた理屈は通用しません(笑)。
あなたがすべきなのは、『どれだけ自分の命をたいせつに思っていて、安全にすごく気をつかって責任持って走るよ』と伝えることなんです。
バイクと車がぶつかれば、たしかに命の危険度ははるかにバイク側。これは正しいですから。
だって、体は『外』にありますから。by ばばっちの母より
『データからわかる、車の危険度』
ここからは、少し根拠性を持つためにデータを見ていきましょう。
警視庁のデータによると、令和3年度の交通事故件数は16,929件。 そのうち、二輪車が関係する事故は3722件。 つまり、関係していない事故が8割。もっというと8割は「車による事故」。 さらに10年前は6,962件あった二輪事故が、今では約53%に減少。
さてさて、上記を見てどうでしょうか。
僕は、交通事故件数をしらべて思いました。
ほんとうに、車のほうが安全なのか?
もちろん、そもそもの利用者数の違いがあるのも理解していますが、上記データを見る限り「バイクより車のほうが安全」とは言えないですよね。
データですから、事実です。
さらにいうと、今、バイクはABS標準装備、トラクションコントロールもほぼ完備。今の50代〜70代世代の方が知っている「危険な乗り物」ではなくなっています。
はっきりいって、めったにコケません(笑)。これからバイクに乗りたいヒトも安心してくださいね。
ABSやトラクションコントロールとは、バイクのコンピューターがあなたの代わりに、タイヤが滑らないようにとか、パワーが出すぎないようにとか、自動で調整してくれるものです。
ヘルメットやプロテクター類の進化も凄まじいものです。バイク用のエアバックすら珍しくありません。
バイクメーカーも危険は承知。日進月歩で技術は上がっています😏。
バイクに乗る危険をいかに低くし、ライダーを守れるかを考え抜いています!
目からウロコだった、バイク屋さんのことば
これからバイクに乗ろう!というヒトや、初心者ライダーにおすすめのブログサイト(You Tubeも有名)があります。
東京都武蔵村山にある、バイク屋「ホワイトベース」さんです。
これからバイクに乗り始めるヒト向けのコンテンツも多いので、ぼくのブログと合わせて見ていただくものおすすめです。
バイクYouTuberの先駆者!!しかも初心者にとって勉強になるはなしがてんこ盛り😁
その中で、このお店のオーナーである二宮さんがこう話しています。
「バイクに乗りたいという方からよく『親に反対されている』という相談があります。『バイクなんて危ない。車にしときなさい。』と言われるそうです。うん。なるほど。」
「じゃあ、車が事故を起こしたときの周りに与える衝撃と、バイクが単独でぶつかる衝撃、どっちが強いか分かりますか。バイクの衝撃より何倍も強い衝撃を車のほうが周りに与えるんです。」
「もし親御さんが一緒に聞いているなら、ぜひ考えてください。車とバイクだと、自分の子どもがより大きな危険を周りに及ぼしているのはどちらか。ぼくもバイクが危なくないなんて思っていません。でも、『車のほうが安全だからバイクは乗るな』は、自分本位であまり良くない理由だなとおもいます。たとえ、大切なお子さんを心配する言葉でも。」
「『ちゃんと免許を取るためにしっかり勉強して、安全に気をつけて乗りなさい。お金は自分で責任を持って払いなさい。それを約束できるか』ときちんと話すのが大人の役目ではないでしょうか。」
「そして、あなたは親御さんに『どう安全に乗るのか、保険に関してはどう考えているのか、お金はどうやって払っていくのか』具体的に話しましたか?乗りたい!だけでは、親は納得出来ないでしょ。」
つまり、「乗りたい!」「乗るな!」の感情論ではお互いの意見の本質が見えていない、ということですよね。
本質は「何に乗るか」ではなく「どうのように乗るか」
僕は車の免許も持っていますし、運転します。その時、鉄のかたまりをすごいスピードで走らせてるって思ったことは正直ありませんでした。
しかし、その危険度は、バイクの比ではありません。
バイクも危険。車も危険。バイクと車がぶつかったら・・・という可能性のおはなしからもう一歩踏み込んで、そうならないように乗る。
バイクで事故を起こすような乗り方をするようなら、結局、車に乗っても事故を起こすような危ない運転をするでしょう。
本質は、「何に乗るか」ではなく「どれだけ安全にうまく乗るようにしていくか」です!
答え合わせ、あなたはどう考えますか。
僕はバイクの怖さを知っています。
今では受け入れる知識と、理解したうえで安全な運転技術を日々鍛錬しています。
皆さんにも、安全な運転技術をお伝えできる記事を書いていきますね。
こんな偉そうなこと書いていますが、実際18歳の僕は、親にいわずに免許を取りに行き、バイクも「買ったあと」に話しました。
高校の3年間ずっと「車はいやだ。外が暑いのに中で涼しい顔して、排気ガスまき散らしてる。バイクは、はき出した排気ガスを自分でも吸っている。だからバイクに乗る。」と言い続けて。
結果、僕の場合はなんとなく容認されてお咎めなしでした😅(笑)。せこい。
でも、家族に反対されながら乗るのはやっぱりムリがあるとおもいます。楽しくないです。
僕は『イケてるバイクライフ』を皆さんに過ごしてもらいたい。
イケてるライダーをめざして、周りから「いいなあ〜」「かっこいい」「自由な感じがうらやましい」って言われるバイクライフを過ごして欲しい。
ですから、この記事を読む前の自分と、読んだあとの自分の答え合わせ、ぜひやってください。
まだ親御さんが納得してくれていなければ、もう一度「ちゃんと聞いて欲しい」と話してみてください。
大丈夫。きっと、あなたは愛されてますから。
がんばろうとするあなたの姿を、表立ってはムリでも、きっとココロの内側では、応援してくれてますよ。
ファイト!
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