今回は僕と同年代(40代)でバイクデビューするかたに、『卒業検定&免許センター試験合格!』にもつながるバイク教習の攻略ポイントを紹介していきます。
40才を過ぎると、物覚えや体力面での衰えを感じずにはいられません(悲しいけれど、事実です😭)。
新しいことにチャレンジする気持ちは前向き!
それでも、昔はスイスイ覚えられた事が覚えられず、なにかするたびに「よいしょ」と言ってしまう(笑)。そうなると、
・体力的にやっぱり厳しい?
・アラフォーで今更バイクって変?
・教習所も若い子ばかりじゃない?そんな中に交じると浮くよねえ・・・
そんな悩みを持つヒトもたくさんいるようです。でも実際はどうでしょうか。
この記事では23年バイクに乗ってきた僕がその悩みに答えていきたいと思います。
そして、この記事を読んでいただければ、なんの不安もなく教習所に足を運び、免許取得まで安心して突っ走ることが出来ますよ!
では、前置きはこれくらいにして、教習所攻略いってみましょう!!
不安解消!教習攻略ポイント『学科』編
まず『学科』からですが、攻略ポイントはたった一つなので、さらっといきますね。
それは「教習所内にある、一問一答コンピューターを授業や待ち時間の合間にただやる」だけ。
なに?それだけ?と拍子抜けですか(笑)。
でも、これ、めっちゃ真面目に活用してるヒト、意外に少ないんです!
まず、教習所に入所したらこのコンピューターを見つけましょう。そうしたら、本当に講義前・講義の待ち時間・講義終わりで送迎バスの待ち時間、とにかく何度も何度もやってみてください。
そのうち、気づくはずです。
繰り返し出てくる問題だなあ、とか。文章はすこしだけ変えているけど、引っかけ問題だろうなあ、とか。
そのうち「この問題の次には、あの問題がくるなあ」という域にまで達します。いや、むしろここまで達するよう実践してください。
いいですか、何事も「量に勝る成長の質量はない」です。実践することはひとつですが、実践した量はあなたが教習所内で一番!というくらい、しっかり回数を行うこと。
飽きても、めんどくさくても、適当でも、暇つぶしでも良いので、教習所に行ったら必ず1回はやって帰ること。
『一問一答』の絶大な効果を体感!
なぜここまで言うかというと、僕が体感しているからです。繰り返し出た問題、引っかけ問題、かなりの確率で試験に出ます。ほぼそのまま。
だって考えてみてくださいね。
教習所で受ける学科授業の総受講時間数が約30時間だとします。
たとえば小学生は一日、何時間授業受けてきますか?5時間ですよね。30÷5は?6ですよね。
小学生6日分の授業って、一週間分。
免許って小学生に置き換えたら、たった一週間分の授業内容で試験するということです😉。
「学科だ」「卒検だ」「90点以上取らないと」・・・騒ぎすぎです。↑↑冷静に見たら、余裕でしょ?
しかも教習所からもらう学科教本、主婦のみなさんのお料理レシピ本より薄いですから(笑)。
きちんと授業中は集中して聞く。その日の内容はその日のうちに復習する。さらにコンピューター学習を実践してくださいね。
当然ですが、ちゃんとやるヒトには、ちゃんと受かる内容の試験です。
学科試験・免許センター試験は、『コンピューター学習を最大活用で一発合格間違いなし!』です。
不安解消!教習攻略ポイント『実技講習』編
学科はまだしも、バイクに乗ったこともないヒト(特に女性)の場合は、実技のほうが不安が大きいですよね😣。
40代ともなると、日頃習慣的にスポーツをやっていない限り体力面がまず不安。さらに女性だと、体格面でも筋力面でも男性よりハンデがあるものです。
でも大丈夫。バイクは力だけで操作しません。むしろコツさえつかめば、余計な体力を使わずにしっかりバイクを動かすことができます!
そのポイントをしっかり押さえて、実技も頑張って一発合格目指しましょう!
マインド・セットをしっかり取り込む
【教習を受けるときの意識と考え方】 バイクは、①走る ②曲がる ③止まる この3つができれば、乗れます。 教習所は「公道において法令を遵守できる最低限の安全な乗車が出来る」が目標。 教習所のバイクは、コケても壊れないようガードが付いてる。 ↑自転車の補助輪つきみたいな感じ(笑) 怖さを克服しない。受け入れる。 臆病なライダー=優秀 エンストはビビる。でもベテランでもたまにする。気にしない。 教習では交通ルールに沿った走りを覚えるんだと割り切る。 公道(卒業後)では、安全のためにうまくなる技術を覚えることを忘れない。
特に、『教習所は「交通ルールに則った安全かつ必要最低限な運転技術の習得」が目的』ということがベースになります。
ハッキリ言って、あんなに背筋をピーンと真っ直ぐに乗るライダーなんて、公道に出たらほぼいません(笑)。乗りにくいったらありゃしない。
じゃあ、なんでそんな姿勢になるのか。
顔をしっかりあげる→視線が上がる→周りがしっかり見える→安全性が確保できる。
特に初心者ライダーは目線が下に下りがちです。それは確かに危険ですから。
実際に乗っていくときにあまり使わなくなる技術も、教習では行わないと行けない場合があります。『基本を知っておくこと』が安全に乗るためには重要だからです。
上記のピンクブロック内の考え方は、まだまだ細かく書くとめっちゃありますが、とりあえずは6つ、そうなんだなーと思っておいてくださいね。
では、教習でも役立つ実践的な操作技術を書いていきますので、ぜひ参考にしたり、使えるものはどんどん使ってみてください♪
①引きおこし
教習所ブログや、バイクブログで「引きおこしができないと、免許がとれないぞ」みたいな記事を見たことがありますが、お話にもなりません😣。それ、教官の能力が無能、と言っているようなもの。
まず、教習では「出来ないことをできるようにするのが教官のシゴト」です。受講者のシゴトではないですので、変なところで精神力は使わない!
出来るようにしてください、と素直にお願いしましょう。
とはいえ、女性ライダーで小柄だと、うんともすんとも動かな〜い・・・他の受講生も見ていたりして焦りますよね😓。
では、200キロものバイクなんて持ち上げられない!という不安や悩みを今から解消します。
You Tubeを見る!
・・・え?うそ?それ?
はい!大真面目です。今の世の中、動画で「女性でも出来る引きおこし手順」をしっかり教えてくれています。
僕も色々とバイクを知るために見ていたYou Tube。「ホワイトベース 二宮しょうへい バイク引きおこし 女性」で検索しましょう。
つまりこの場合は、文字より動画です。動画の女性がどのような足の使い方をしているか、腰の当て方はどうか、バイクを起こす向きはどこへ意識しているかを、見て真似るが一番はやい。
人間はイメージした動きをトレースします。この微妙な動き加減は、文字ではなく画像(動画)がベストなんです。
コツさえわかれば、小柄な女性でもグイっとバイクを起こせます!
教習中はなんどもバイクを倒しますからね。You Tubeを見ておいて、実践♪実践♪。ちなみに僕だって、200キロもの物体を力だけで持ち上げるのは不可能ですから。
物理法則です。いわゆるテコの原理。でもその原理の使い方は、You Tubeで勉強しましょう!
②クラッチ操作
クラッチとは、エンジンのドドドっという動力をタイヤに伝える「オン・オフ装置」と思ってください。
詳しくは教習前にバイク雑誌を買って、予習しておきましょう。
バイクの操作がうまい・下手はこの『クラッチ操作力』が大きく影響します。
バイク初心者が教習でまず苦手!となるのが半クラッチ、通称『半クラ』です。
実際にどういうことかというと、エンジン始動からゆっくり走らせて行く時に、こんな感じで教官から教えられます。
「はい、じゃあエンジン始動して。クラッチは握ったまま。じゃあギアをニュートラルから1速に入れましょう。がちゃん、と左足のシフトペダルを踏んで。」
ここから、重要!!
「はい、じゃあ右手でアクセルを2000回転〜3000回転の間になるようひねってキープ。そのままゆっくり左手のクラッチを開いていって、半分くらいでつながるとスーッとバイクが進みまーす。」
・・・・5人いたら、3人くらいはグオン!と前に飛び出すような動きになり慌ててエンスト。2人くらいはつながる前に普通にエンスト。うち1人くらいは失敗にあわてて、よくわからないけどバイクを倒したり😅。
しかもクラッチ操作って、馴れてない女性にはけっこう硬いです。
何回も失敗するとだんだん指が痛くなって、余計に操作がむずかしくなるんです(泣)。
じつはこれ、原因は教習内容が悪い。
はっきり言いますけど、バイク乗ったこともないヒトに右手と左手に違う動きを要求。
しかもよくわからないまま、急にバイクが動き出す。んなのムリじゃね?
教習の中盤くらいには、なんとなく『クラッチをつなげる感じ』ができるようになりますが、そんな毎回博打みたいなことだと疲れますし、しんどい。
体力面に不安があるのに、嫌ですよね。
そもそも、止まったらどうしよう・・・なんて思いながら走るのは楽しくないでしょう。
だから、コツを教えますね。これ、ぜひやってください!
クラッチ操作のコツ!アクセルと分けて操作しよう!
アクセルは結構ブーンっと初めからある程度回してオッケー。5,000回転くらいになっても平気です。
回転数が低すぎるとクラッチが繋がった瞬間にエンスト起こします。ちょい高めがポイントです。
右手(アクセル側)の調整する意識はできるだけ少なく、大雑把にすること。そのかわり、クラッチを開いていく指の動きはゆっくり、ゆっくり、すうっと。
バイクが動き始めたらそこで指をキープ!ゆっくりとアクセルをすこしづつ戻して、調整。
最後に指を自然に開いて、クラッチを完全につなぐ。
【POINT】半クラッチの成功は、アクセルの調整を「動き始めたらやったら良い」と決めること!
③ニーグリップっていうけど、太ももだよ。
バイクって、自分の動きに素直に動いて欲しいし、逆にバイクの動きがある程度わかったような気で乗ってるほうが安心。
いわゆる「人馬一体」というやつですよね。
そのためによく言われるのが「ニー・グリップ」。ニーって膝って意味ですけど、膝は面ではなく点でバイクと接触しているので、ここグリップしろって言われても・・・ねえ?
はっきり言います。「タンクを太ももの内側で挟む」と意識してください。
・まっすぐ走っているときは、両側からしっかりタンクを挟む意識
・右コーナーは左側の太ももの内側をタンクにピタっと押さえ付けるイメージ
・左コーナーは右側の太ももの内側をタンクにピタっと押さえ付けるイメージ
これが出来るだけで、ほんとバイクを動かすことが軽くなります。自分の動きに合わせて、スウッ、スウウーっと動く感覚。めっちゃ楽しくなりますよ♪
【POINT】太ももの内側意識で、安定感バツグンで安心して乗りましょう。
④アゴをひけ!視線は上目遣いがライダー!
姿勢のはなし。先程も書きましたが、あんなにピーンとなった姿勢では、乗りにくい・動きにくいで、初心者だと逆に安定性もなく疲れてしまいます。
これを解消するポイントは、『アゴをひくこと』。そして、視線は上目遣い。そうすると、自然と背中はすこ〜し丸くなります。
お家に背もたれのある椅子があるヒトは、ちょっとやってみましょう♪
まず、逆向きに座ります。背もたれに両手をかけて(ハンドルと見立て)、アゴをひいてみましょう。
この時点では目線は下=胸のあたりがすこし丸まるのがわかりますか?
そのまま、上目遣いにしてみて・・・オッケーです!それ!その状態で乗る意識がGOODです。
【POINT】アゴをひいて上目遣いで、自然な姿勢でむりなく乗りましょう。
教習攻略 まとめ
いかがでしたか?
もちろん、ブレーキングやコーナリング、半クラだけではないクラッチワーク、荷重移動、視線の使い方、ギアチェンジなど、まだまだあなたを成長させる要素はたくさんあります。
それは、教習所でも教えてくれることもありますし、乗っていく中で自分で学んだり、バイク仲間や僕みたいな情報発信からいろいろと教わることも多いです。
だからバイクに乗ると、これからめっちゃ成長できます!ドキドキ・ワクワクな日常が増えます!
まずは、今回の記事で使える部分はしっかり使ってください。できるだけ楽しめる教習生活をおくってください。
質問があれば、コメント欄やお問い合わせにぜひ送ってください。
一日でもはやい、ライダーデビューに繋がりますように。
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